2012年1月26日木曜日
2012年1月26日木曜日
ガラスの言葉 作詞/及川恒平 作曲/吉田拓郎
ガラスの言葉
【2012年記】
不穏なことを書くようだが、年を追うごとに倒れる者が増えてきた。
年齢を考えればしかたがないとは云えるものの、いささか寂しいきがする。
そのとおりではないとしても、酒タバコの量の多かったものが、
その確率が高いのはたしかなようだ。
ミュージシャンの酒の飲み方の特徴としては、
ただただハイテンションになりたくて、朝方まで飲み続けるといのが通説だ。
かならずしも、暗く孤独なアルちゅーとは違うけれど、
結局のむ量は、半端じゃないから結果はにたようなものだ。
お気をつけめされ、、、あっ、、、ぼくのことね。
★
【2003年】
三十年もさかのぼる。
ただし、そのころの一、二年の違いはフォークソングにとっては、
天と地ほどの違いがあったりする。
つまり、食える食えない、市民ケンがあるないと言った位相での話だが。
その時期、あれよあれよという間に、どうやらこのまま音楽やってていいらしい、
という状況になってきていた。
すっかり人気者になっていた拓郎さんが、ある時、歌詞をくれと言う。
僕は僕で、なんだかゴク気軽に“アイよ”って渡した気がする。
大学ノートの端っこから、こんなものだろう、位の気持ちだっただろう。
正直言って、この歌詞は、自分でもいまもってよく判らない。
とはいえ、それはこの歌詞にかぎったことではなく、僕にとっては、けっこうある話だ。
どこか僕の中に、わかったからってナンダと言うんだ、という気が働いていたりする。
ところで作曲者の拓郎さんは、そのとき正直にたしかに“ナンダ、コレ?”と言った。
でも、だからと言って、彼は捨てたりせず、曲を付けてしまうのが、すごいところだ!?
考えてみれば(考えて見なくても)、拓郎さんには自作曲のナンセンスソングがごまんとあるから、分かるとか分からないとかについて、別にたいして気にも留めていなかったのかも知れない。
二十数年経って、僕は自分のカヴァCD『引き潮』でこの歌を歌った。
そうして、先日拓郎さん自身が手術後の復帰ライブでこの歌を歌っていたと聞いた。
互いに、よく分からないまま、四半世紀後に、“まっ、いいじゃないの”と歌ったことになる。
ただ、このまま終わっては、いくらなんでもなので、
『ガラスの言葉』の現在の僕の印象ぐらいは記しておきたい。
書いたころは、ぜんぜん考えてもいなかったけれど、この歌の印象は、カワイイ、オサナイ。
だから、僕には今後、もうづえったい書けない歌だと言うことだ。
はたして、客観的な判断としては、カワイイ、オサナイが、
卒業できる保証はないのが不安だけれど・・・
こうなれば、もうちょっとこの歌を歌い続けてやるぞ、と思っている僕は、
いい方法を考えついた。
一人でより二人で、というわけで、おけいちゃんをそそのかし、
今度のライブでやろうね、と声をかけたのだった。
彼女は、娘の結婚式で忙しく、ほかの事はいくぶん上の空だったから、
『うん』と言ってしまった。
僕は大急ぎで、デモテープをこしらえ、彼女に発送した。
なんだか、ここまで、うまく行き過ぎている気がしないでもない。
ところで、拓郎さんのこと。
大手術のダメージを切り抜けて、カムバック。
予定していたライブツアーも、時期が遅れたとはいえ、決定。
と、遠くからやきもきしたり、ほっととしたりで、僕なりにふうふう言っていたら、
また、何が原因か倒れたとの情報があり、びっくりした。
と、思ったらともかく活動しているようだ。
このあたり、イノチガケで自分のペースを押し通しているのが、ファンの方達には、
いろいろな意味で、たまらないのだろう。
それにしても、もうちょっと“ナンジャク”にもなってほしい。
E C E ≒ E C E ≒
E C E ≒
笑ってるよ 白い ワンピー スの
E C E ≒
長い髪に 落ちてゆく 影
B7 A E ≒
それは だれです か
E C E ≒
ふと止まる 鉛筆の 中 か ら
E C E ≒
真更な日記帳に 落ちてゆく 影
B7 A E ≒
それは だれです か
A6 E A6 E
ガラスの言葉が 眠って る 遠いあの日の遠いあの 街
A6 C7
今晩はどこへゆく風 ミルキーウェイに花がほら
B7 A E ≒
あんなに一杯ほら 揺てる よ
E C E ≒ E C E ≒
E C E ≒
風が吹いている 丁度 その 時
E C E ≒
風を見ていた その 眼差 し
B7 A E ≒
それは だれです か
E C E ≒
食べかけの チョコレートか ら
E C E ≒
お幸せにと 落ちてゆく 影
B7 A E ≒
それは だれです か
A6 E A6 E
ガラスの言葉が 眠って る 遠いあの日の遠いあの 街
A6 C7
今晩はどこへゆく風 ミルキーウェイに花がほら
B7 A E ≒
あんなに一杯ほら 揺てる よ
4/4拍子 コードフォームはこのままで、カポであげたほうがいいです。僕がCDに収録したの
実はそうなのですが拓郎さんのオリジナルをちゃんと再現していません。すみません。